テニスコート(クレーコート)は数年使用すると、コート内がデコボコしてきたり、ラインテープが消耗してラインが見えにくくなってきます。今回は表土の均しと、ラインテープの貼替工事を行いました。
写真は、最後の工程、土の飛散防止として塩化カルシウムを巻きおわったところ。テニスコートの修繕には、意外にも左官の技術が盛り込まれています。
古くなったラインテープを剥がします。
土を固める「消石灰」の作用でテープを打ち付けてある釘が錆びるため、年数が経ったラインの取り外し作業は大変です。
固く押えられている土を一度掘り起こします。
「消石灰」で左官の「三和土(たたき)」のように固められている土は、まるでコンクリートのようです。
掘り起こした土をきれいしたら、今度はまた土を固めていきます。
鉄骨のH鋼を軽自動車で何時間も引っ張りながら出来るだけ平らに均します。
土をキレイにしたら、次はラインテープを貼り直します。
均して固くしたコートに丁寧にまっすぐにラインテープを貼り、釘で固定します。
「消石灰」です。
土を固めるためにこの「消石灰」を使ったり、土の飛散防止の為に「塩化カルシウム」を使ったりします。
左官の三和土(たたき)の要素と同じです。