版築のイメージでラインを出した内装壁です。
版築は非常に頑丈で、城壁や墳墓などの大規模な建造物をはじめ、道路や家屋などにも用いられてきた昔ながらの工法です。地層のように1段1段積み上げて作る、時間のかかる作業です。
この風合いが出るように、鏝で「層」のように模様を付けていく工法が取り入れられ、店舗のディスプレイ、マンションのエントランスなどにもよく使用されています。
【施工写真】
色は薄い黄色とベージュで、骨材を粗い部分と細かい部分に分けて施工しました。
天竜壁の材料を主材に色を付けた部分と、そとん壁に色を加えた部分を交互に施工。
【施工写真】
こちらは設計者のイメージで、現場立ち合いの施工になりました。地層のような波のような、味のある模様出しです。