洗面台をMORTEX(モールテックス)というベルギー製の左官の材料で仕上げました。防水性があり、薄塗りで仕上がり、強度があり傷が付きにくい、磨くと艶がでる、下地を問わないという優れた材料です。
①ベニヤで洗面台を形成します。
②プライマー(接着剤)を塗っていきます。ベニヤの場合はアクが出てシミになる場合があるので、プライマーの前にしっかりとアク止めを塗っておきます。
③モールテックスを塗り付けます。今回はグレー調のセメント色BM68を施工しました。色は赤系から青、緑など64種類の中から選べます。
④塗り付けた材料を48時間乾燥させた後、磨いてきます。機械は車のワックス塗りにも使われるもので、スポンジの代わりに専用の紙やすりを付けて磨きます。表面が平らになるように、目の粗い#80から順に、目の細かい#350まで4段階で行っています。
仕上げにワックスを塗って完成です。陶器製の洗面ボウルや水栓を付けたら、2つとないオリジナルの美しい洗面台となります。