生モルリキッド
生モルリキッド
生モルリキッドは、生モルタルに添加することにより、セルフレベリング材※に近い流動性、施工性、レベル性を付与できる材料です。液状のため、練り混ぜ作業が容易にできる画期的な混和液です。
※セルフレベリング材
石膏またはセメント系の自然流動材です。トンボでならすことで、平滑な床下地を素早く完成させることができます。
通常、生コン車から出てくるモルタルを生モルタルと言い、写真の通り少しシャビシャビした感じです。
正式名称は「NS生モルリキッド」で、NSはメーカー名の日本化成(株)の略式が入っています。
蓋を開けると、ドロ~っとした茶色い液体が入っています。これを生コン車に水と一緒に投入し、攪拌(かくはん)するとレベリング材に変わります。
フロー試験
打設する前にフロー試験という材料の流動性を確かめる試験を行います。
直径5㎝高さ5㎝の筒(写真:青い筒)に材料を入れ、それを引き抜いた時に材料がどれだけ広がるかを確かめます。
合格範囲は、19㎝~21㎝の範囲内です。今回は19.2㎝でしたので合格です。
打設完了
打設前はきれいに掃除して専用のプライマーを塗ります。
中1日で人が乗ることができる状態になります。所定強度と乾燥の為には、10日間の養生が必要です。
下地材なので、長尺シートなどの貼物をすれば完成です。