住宅の玄関土間とガレージ土間をカラクリート、基礎巾木と勝手口階段を色モルタルで仕上げました。
カラクリート仕上げとは、モルタルやコンクリートに色付けする仕上げのことで、カラクリートはABC商会というメーカーの商品名になります。どちらかというと住宅よりも工場の土間で使用することが多く、緑、黒、黄色などさまざまな色があります。
カラクリート仕上げ:床、土間
①土間のカラクリート仕上げの施工方法です。最初、普通モルタルを既定の高さに平らになるように均します。
②モルタルの表面の水分が引き、ある程度乾いてきたら、カラクリートの粉を散布します。色ムラを出さないために、均一な散布を行う事がポイントです。色は、今回は黒色を採用しました。散布を終えたらすぐにカラクリートの粉を刷り込むように金ゴテで押え込み仕上げを行います。
色モルタル金ゴテ押え仕上げ:内部の基礎巾木及び、勝手口ステップ
土間で使用したカラクリートは、壁(巾木)では散布できないので使用できません。
したがって、色モルタル(モルタルに顔料を混ぜたもの)を塗り付け、金ゴテ押えで仕上げました。実はお客様のご要望により、基礎巾木の色を土間のカラクリートよりも薄くして欲しいとのことでしたので、顔料を調整して配合しております。
写真は施工当日のまだ乾燥しきれていない状態ですので床と同色に見えますが、乾燥後は段々と色が薄くなります。