特殊樹脂型枠(モールドスター)を使用したコンクリート外壁を、樹脂モルタル補修しました。写真は、補修前の型が外れたところです。写真左下に溝の形を付けた発泡スチロールの型があるのが確認できます。
コンクリートの建物は型を外してそのままという訳ではありません。現場で作るものなので、手直しな細かい作業が必要になります。そこで必要となるのが左官職人です。
写真左が補修前、右が補修後です。まず、ジャンカと言われる穴を埋め、樹脂モルタルで薄塗り補修をします。横リブ(横方向の溝)なので、溝幅の通りを慎重に直していきます。
左官工事が終了すると、後工程で吹付工事になります。今回は完成後には隠れてしまう吹付の下地作りでしたが、自由な形を表現できるコンクリート工事の細部には、このように左官の技術と腕が隠れています。