石垣をコンクリート擁壁で補強しました 浜松市浜名区

造成工事・土留め・擁壁工事

浜松市浜名区某住宅で、数十年間に施工された石垣擁壁の補強工事を行いましたので紹介いたします。

敷地内のまきの木の成長に伴い、石垣のモルタル目地が広がり、はがれ落ちてきておりました。

お施主様からは、「崩壊が心配だけど、予算も限られているので、石垣をそのまま残しながら補強を行っててほしい。」という依頼内容でした。

施工方法を検討した結果、石垣を覆うように石垣の上にコンクリートを打設して補強することにしました。

まずは、補強となる鉄筋を縦横に配筋します。幸いにも既存のコンクリートがしっかりしているところがあったので、そこに鉄筋をに打ち込むことができ、頑丈に配筋が完了しました。

次に、型枠を組み立てます。コンクリートを打った際の圧力に負けないように、頑丈に突っ張りを入れてを架けていきます。

そして、コンクリートを打設します。この時、バイブレーターで十分に振動を与えながら、コンクリートがしっかりと型板の中に回るように流していきます。

実は、今回のコンクリートは配合を工夫しました。一般的なコンクリートの骨材(砂利)は、最大25㎜のものが入りますが、打設途中でその骨材が鉄筋や石垣に引っかかりコンクリートが行き渡らない可能性を考慮して、ビリ砂利コンクリート(浜松市独自の呼び方?)と呼ぶ骨材の大きさが5㎜~10㎜の小砂利を使用しております!

コンクリート打設後は、強度が出るまで所定の養生期間(1週間程度)を置いてから型枠を取り外します。
写真のとおり、下部にまでしっかりとコンクリートが入り、美しい仕上がりとなりました。石垣も風情がありましたが、石が崩れる心配もなくなり、安心感と共にお客様に満足して頂く事ができました。

左官職人が鏝を使って作業している写真

施工事例

ショベルカーの写真

土木のしごと

ショールームの外装写真

ハマニのショールーム

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