季刊「銀花」2008春第百五十三号,文化出版局,¥1450
布を詩う、、、 ガラスを唄う・・・ 土を謳う。。。
という本が発売されました。
その中の「土を謳う。。。」というところで、左官職人として活躍中の挟土秀平氏のこれまでの業績の写真や彼の執筆など24ページにわたり掲載があります。
その中の一文に、
~規格化され、圧縮や印刷によって均一に、
計算通りに形成されてゆく現代の空間。
それに反し、塗り壁は、天然素材を水でつないで一つにし、つないだ水が抜けるとき、乾燥と同時に我々の計算を超えた粗面の肌合いが、その壁の中で生み出されていく。
自然が最後の仕上げを決めてゆく。
左官の塗り壁の柔らかみや深みを上手に伝えたコトバだと思います。
すばらしい壁や泥だんごの写真も多数紹介されていますので、興味のある方はこの本オススメですよ!