続いて、銀座7丁目の粋な割烹料理屋さんに行ってきました。
実はこの壁を知ったのは、富沢建材株式会社の土壁礼賛「銀座の大津壁」
施工状況はブログでよく分かるのですが、関東を中心に活躍されている雑誌にもよく掲載されるような有名な左官職人さんが集まって施工した「大津磨き」はいったいどんなモノだろう?と思ったわけでした。
この壁は入り口を入ると正面にあります。そしてこの壁をぐるっと回ると裏側にカウンター席があります。つまり、お客さんはこの壁を背にして、店主さんはこの壁を見ながら接客することになります。
役物もこんなかんじです。
オープン初日前の忙しい時間に突然の訪問。でもオーナーさんはとても快く見せていただきました。お茶まで出していただき本当にありがとうございます。
で、私の感想ですが、「土の香と柔らかさが感じられるとてもあたたかい壁」だと思いました。そしてあたりまえなのですが、施工精度は抜群に上手でした!
いつかこんな壁を仕上げてみたいものです。。。
オーナーさんにもいくつか質問してみました。
・どうして大津磨きの壁にしたのか?
子供の頃住んでた家に大津壁があったそうです。それをどうしても塗って欲しくて、施工してくれる左官職人を何ヶ月も探したそうです。
・実際感想はどうか?
乾いてから色が薄くなったが、また少し濃くなってきた気がする。息(呼吸)をしている生き物のようだ。と。
・この壁が大津壁だと気がつく人はいるか?
この前、日本人より先に外国人の人が先に気づいたとか(笑)
この壁に満足されているというよりも、誇りを持っているようでした。
なぜか私も一緒に嬉しくなってしまいました。
そして、カウンターの隅には一輪挿しの泥だんごが!?
榎本新吉作のものだそうです。すばらしいです。
看板も出さない地下にあるひっそりとした割烹料理点で、了解を得ていませんので、店の名前は伏せておきます。。。
いつか客として行ってみたいものです。