テニスコートの改修工事を行いました。
テニスコートといっても種類があるのですが、一般的に「クレーコート」と呼ばれている土のコートです。
クレーコートは日々のメンテナンスが重要で、使用後のブラシかけはもちろん、雨降り後のローラーかけや、冬期の塩化カルシウム撒きなどがあります。
それでも何年も使用していると、水が流れるところ、人が多く立つところは凹んだり、逆にネット廻りは高くなってきます。
さて、今回の施工方法はこんなかんじです。
ラインテープを剥がしたあと、消石灰を撒きます。
次に、軽トラックで鉄骨をしっかりとつなげて引き回します。数時間するとかなり平らになってきて、消石灰も混ざります。
最後にローラーをかけて終了です。
「消石灰」と「土」を混ぜると固まります。最後に「にがり(塩化カルシウム)※」を撒くと融点が下がるので、冬期に凍結及び霜柱などが少なくなります。
つまり「消石灰」「土」「にがり」を使用していますので、そうです。左官の「三和土(たたき)」の考え方と一緒なんです
※ちなみに三和土のにがりは「塩化カルシウム」でなく、「塩化マグネシウム」を使用することが多いようです。