母校のテニスコート(クレーコート)の改修工事を行いました。
よく考えたら、「左官」の要素がたくさんです!
テニスコートは何年か使用すると、一部の箇所が凹んだり、盛り上がったりしてしまいます
理由は、コート内に立つ位置の頻度の差と、雨天後の水たまりを使用できるように土を入れたりするからなのだと思います。
施工方法は、まず↑の鉄骨のH鋼を軽自動車で何時間も引っ張りながら、出来るだけ平らに均してていきます。左官職人は平らに土間を押さえたりするので、その辺りの感覚はすぐれているかも!?
その後、グリーンサンド(砕石の細かい粉の角が少し丸い)を「消石灰」と混ぜて敷きます。理由は、左官の材料とおなじで土を固めるためです。
※左官では消石灰は、大津壁や漆喰、石灰系珪藻土に使用されています。
そしてローラーでひたすら転圧
その後、ラインテープを真っ直ぐ正確に貼ります。
最後に、凍結防止&埃を押さえるための「塩化カルシウム」を撒きます。
左官でいう「三和土」(たたき)に使用する「にがり」の役目と同じですね。
※正確には三和土のにがりは「塩化マグネシウム」です。
ということで、テニスコートには、「左官」の特に「三和土」の要素が詰まっていることに気づかされました・・・