浜松市中区住吉5丁目に「住吉浄水場ポンプ室」という建物があります。
昭和6年(1931年)に建設されたこの建物は、浜松市の上下水道施設の歴史を物語る貴重な近代化遺産です。

先日、この建物を見学させていただきましたが、なんと!実に丁寧な左官仕事がされていること!

↑外壁はほとんどが赤っぽい砂利の洗出しで仕上げられ、

↑玄関まわりも装飾を施して洗出しで仕上げています。

↑その他に漆喰で作られたリレーフもあります。

↑こちらは玄関前の研ぎ出しの腰壁です。

↑内観です。ほとんどが色漆喰押さえ仕上げです。

↑このような漆喰のリレーフなどもあります。
土蔵や木造建物の土壁や、なまこ壁などの建物及び左官技術と同様に、このような近代のRCの建物も大事に守っていかねばならないと感じました