先日、INAXライブミュージアムの「土・どろんこ館」で、藤田洋三さんによる講演会がありましたので、再び常滑を訪れました。
藤田洋三さんは写真家として、大分を拠点に「鏝絵」「土壁」「藁塚」などの撮影と取材を続けております。数ヶ月前、「美の壺」というNHKの番組にも出演されていました。
内容は「世間遺産放浪記」についてでした。
「世間遺産」とは世界遺産とは違って、名所、旧跡ではなく、文化財として評価されにくいような「思わず人に伝えたくなる、後世まで残したいと思う人、もの、風景」という意味のようです。
講演の中で、「アナログが快適なのに、経済性の理由からデジタル化が進んでいく。それらが併存していくのが望ましい。」といった言葉が印象的でした。切れのある分かりやすい話でとてもよかったです。
講演会終了後、外に出るともう真っ暗、ライトアップした「土・どろんこ館」がとても素敵でした。