その他いろいろな左官の(特殊?)工法の実演を行いました。一気に紹介します
これは、「土佐漆喰の鎧仕上げ」です。
土塀などに仕上げることが多いです。非常に手間のかかる技術の必要な仕上げです。
次に「漆喰蛇腹引き」です。
壁と天井の間(いわゆる廻し縁)のところに施工します。材料を盛りつけて金型を引いていくという作業です。内部の場合「石膏」で行いますが、石膏は水に弱いので、外部にはこの「漆喰」で施工します。出隅、入隅のところは特に難しい作業になります。
これは、「掻き落し」です。剣山のようなものでガリガリ掻き落とすことによって、配合した材料(砂、スサ)などの素材の表情が出てきます。鏝塗りだけでは出来ない柔らかい素材感を引き出すことが出来ます。
最後に「擬木(ぎぼく)」です。鏝を使って木目の筋をいれて、偽物の木を作ります。よく公園などで見かけることもできます。材料は一般的には色モルタルで行いますが、今回は色土での実演でした。そしてさらに「擬石」も行いました。絵心がある人は上手かも??
と、いうことで「左官」には壁を塗る以外にも様々な工法があります。
「左官職人」は、水を使って配合した材料を使いこなすスペシャリストなんです