淡路の講習会はもう少し続きます。。。
(そのくらい内容が濃かったんです!)
「現代風糊土仕上(げんだいふうのりつちしあげ)」の実演がありました。
もともと「糊土仕上(のりつちしあげ)」という昔ながらの工法がありますが、それを現代風にしたものです。 ・・・ってそのまんまですね
まずは材料の配合や、練るところです。
- 「土」
- 「砂」
- 「みじんスサ」(細かいわらすさのことです)
- 「たきのり」(黒ぎんなん草という糊です)
- 「つのまた」(よく漆喰などに入っている糊です)
- 「酢酸ビニール系の接着材」(略して「酢ビ系」代表的な商品として「ハイフレックス」)の6種類をブレンドしました。
講師による塗りの実演です。
そのあと私も塗ってみました。「こりゃ塗りやすいや!」ってな感じでした。
乾燥した見本です。土の風合いがよいですね。
「現代風」というのは、
- 酢ビ系の樹脂が入っていること(土がポロポロ落ちないようにするため)
- プラスターボード下地でもこのような土の材料を使用できること。
- 高価な鏝を使用しないでも仕上げられること。ということなのでしょう。
しかも大壁で土壁が施工できるということもメリットです。
いずれにせよ、本物の土の仕事で、「作業性がよい」「安価」「風合いがよい」
材料はとても少ないのですが、
この工法はそういった意味でとても可能性のあるもののような気がしました
つまり、既製品の材料を使用するのではなく、かといって、こだわりから素材の生成から携わるのでもなく、その間の中で新しい材料を作り出していく・・・
まさに現代に合致した材料なのではないでしょうか??