挟土秀平さんの講習会の次の日、、、
東京都中野区にある富沢建材というところで、「黒漆喰の磨き」の講習会に参加してきました。
ちなみに「黒漆喰の磨き」の技は左官技術の中でも難易度が最も高い仕上げ方法です。
講師は「久住 章(くすみ・あきら)」さんです。この方は間違いなく現在日本で最も有名な左官職人です。
詳細はネットでたくさんでてくると思います。
ちなみに、この息子さんが「INAXの土・どろんこ館」の壁を仕上げています。
さて、会場に行ってみると、超有名な左官屋がゴロゴロいます。新聞社、雑誌社、左官材料メーカーもたくさん集まっています。女性の左官職人も数人います。東京の人だそうです。全部でざっと200人はいるでしょうか?
そのなかで、とにかく丸一日勉強してきました。
この方は挟土秀平さんの挟土組の社員です。
う・うまい!!
この方は、左官の土の第一人者「榎本新吉」さんといい、久住章さんもこの方に教えてもらったという超有名人です。
この方が久住 章さんです。人柄がとってもよいです。だからみんな慕ってくるんでしょう。ちなみに、知識と技術はほんとにスゴイです。
この方は静岡から一緒に行った御前崎の左官屋で松本さんです。
これが完成品です。光ってます。
最後に私。久住章さんと記念写真をぱちり。ミーハーでスミマセン(^_^;)
さて、私の感想です。
- まず、道具と材料が大事です。ちゃんと聞いてきました。
- 次に、ただ塗るだけでなく、平らにスピーディーに塗ることができる技術が必要です。
- さらに、次の工程にうつるタイミングがとても大事です。その日によって気温や湿度が違いますので、言葉や文章では表現が難しいです。これは経験を積むしかないでしょう。ですが、流れ(工程)をすべて教えてくれました。きっと出来ると思います。そんな講習会でした。
いままでの職人はこれらの技術を秘密にしてきました。それをこのように全てオープンにして講習会をやることのすごさ、それを知って集まってくる左官職人の多さ。まだまだ、「左官」はこれから将来性のある職種だと思いました。