それでは、左官の壁はどんな「機能」を持っているのでしょうか?
機能といっても、「調湿」「臭吸」「断熱」「不燃」「防音」など様々ですが、今回は最も優れた機能と言われている「調湿」について見てみます。
「調湿」とは、湿度を調整するということで、湿気を吸ったり吐いたりします。
土にはもともとその機能が備わっていて、湿度が高いとき、空中にある水蒸気を土が液体に変えて保管し、湿気が低くなったときは、土中の液体を水蒸気にして吐き出す。という繰り返し作業をしているそうです
詳しいしくみは分かりませんが、「土」や「珪藻土」には無数の小さい穴があいていて、その穴が機能を作ってくれます。(台所にあるスポンジは小さい穴があいていて水を吸いますが、そんようなことのようなものでしょうか?)
ということは、当然昔の土で作った壁(荒壁)は厚みがあって、湿気もたくさんストックできますので、よく「塗り厚があるほうが機能が高い」というのはそのためなのです。
では、左官のどの材料が機能的に優れているのでしょうか??
これは正直よく分かりません・・・。分からないのです・・・
つづく。