「機能」の良し悪しがよく分からないということはどういうことでしょうか?
左官壁の「調湿」の機能が必要な場所は主に内部になりますので、内部の仕上げ材で機能を持つ左官材料を比較したいと思います。
内部の材料には、
・土(聚楽土、引きずり、切り返し、糊土など)
・珪藻土(粘土系、石灰系、石こう系、セメント系、樹脂系)
・漆喰
の3種類くらいに分類できます。(厳密にいうと他にもありますが、今回はこの辺で・・・。)
また、今回は仕上材の機能の比較で考えます。
そうすると、土(聚楽土、引きずり、切り返し、糊土など)の仕上げは、下地に荒壁や中塗り土を塗るという土を厚く塗らないと出来ない工法ですので、今回これも例外とします。(ちなみに土が厚いほど機能が高くなりますので、下地を荒壁にした工法が一番良いのは間違いありません。)
さて、前置きが長くなりました。。。
残りは、「珪藻土」と「漆喰」です。
良く聞かれる質問ですが、「珪藻土」と「漆喰」はどちらが「機能(調湿)」が高いのでしょうか?
答えは、やっぱり分かりません
理由は・・・。
つづく。