7月6日、静岡県の「左官技能士実技試験」がありました。
左官職人の資格として、「一級左官技能士」「二級左官技能士」があります。
この資格は公共工事の仕事をするのに必要になったりします。
また、左官職人のステイタスにもなりますので、比較的若い職人ががんばって取得します
今年の受講者は、静岡県内で一級、二級合わせて26人でした。
会場はとても緊張感があり張り詰めた空気です
図面のとおり寸法と角度に誤差がないように塗っていきます。
これは「石膏」で「チリ廻り(際を塗ること)」をしている作業です。
ちなみに、この架台の下地は「ラスボード」の上に「石膏」を塗り、さらに「中塗り土」を2回塗ってあります。
試験ではその上に「石膏」で中塗りをして「ドロマイトプラスター」のようなもので仕上げます。
(マニアックですので一般の方は分かりにくくてすみません。。)
使用する道具、コテも種類が決められています
これは仕上げ作業です。
完成です
ここまで約5時間の作業になります。
左官は平らな壁を塗るイメージが強いですが、実は、このような「役物(やくもの)」と呼ばれる様々な形状を作る作業も多くあります。