今日、お蔵の改修工事の依頼が来ましたので実測に行ってきました。
明治末のお蔵のようです。100年以上!?
一度補修はしているようですが、このように漆喰の上塗りが全体に剥がれ落ちるというのは、おそらく、補修したときの漆喰の材料がよくなかったように思います。
この補修は、水切りはほとんどがなんとかくっついていますので、それはそのまま残します。で、施行方法を簡単に羅列すると・・・残っている壁面の漆喰を剥がして、荒壁強化剤なるものを塗布して、一部は荒壁をつけて、中塗り(大直し)して、破風は角を起こして、砂漆喰をなめさせて、(そのときファイバーネットを伏せ込みます。)上塗りの漆喰仕上げという方法になります。
(超マニアックなのでよく分からないですよね。。。詳しく知りたかったり、質問がありましたらトラックバックしてくださいね。)
お蔵の改修は左官屋にとってはとってもやりがいのある仕事です。
最近は、コストの関係でモルタルや塗装で補修してしまうことが多いのですが、工事がきまったら、できるだけ昔ながらの方法で施行し、少しでも長く保存できるようにしたいと思います。