これは、水捏ね仕上げ(みずごねしあげ)です。・・・驚きました!(写真では上手く写らないのが残念なのですが)
水が引いて乾燥したあと、砂の立体感と、均等に広がったワラスサと、そして土のわずかなひび割れ具合とその色が、なんとも柔らかくて、自然そのものというよりも、自然の美しさを上手に利用させていただいたというか・・・。
田舎の田園風景のように、人の手が入りながらも自然と共存している美しさというか・・・。
「土」「ワラスサ」「砂」のたった3種類の自然素材を「鏝」と「人の技術」を利用することで、ここまで美しい表情を出すことができるんだと驚愕してしまいました。。。
左官の仕上げの中で最も難しい仕上げの一つだということですが、この技法はぜひ継承していってほしいものです。
これは、「投げスサ引摺り(なげすさひきづり)仕上げ」です。
投げスサがどのような表情になるのだろうかと考えていましたが、優しくほわっと浮き出ています
これも素敵です
・・・やっぱりスゴイです。左官の技術と壁の美しさは。
こんな感動を与えられる壁をぜひいつか一般の住宅の和室の床の間に塗ってみたいものです。。。