今年の梅雨は雨が続いて湿気も高く少し異常と思われるくらいいやーな時期でしたね
そんな中、「左官の塗り壁がカビてしまった・・・。」という話も例年以上に多かったです。
「左官壁はカビるの?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、実はそうなんです。
理由は、カビは水分を栄養として繁殖します。
つまり、左官壁がカビるということは、水分を吸ったり吐いたりしているということの証明でもあるのです。
そして梅雨時期のように壁の調湿効果を保てる以上の湿気が続いた場合、飽和状態で保水し続けることでカビが繁殖してしまうのです。。畳も同様の理由でカビますよね。
ちなみにビニールクロスは調湿しないので(水分を吸ったり吐いたりしないので)あまりカビたりするのは見たことはないと思います。
ちなみに、左官壁でも例えば少量の石灰を混ぜたりしてアルカリ性にすることでカビにくくすることもできます。けど、だからと言って防カビ剤を混入するのは反則だと思います。
塗り壁が終わって、乾燥する間にカビが発生してしまうこともあります。有効な対策としては、「換気をするして空気を動かす」これにつきると思います