築80年の建物の床下からめずらしい土壁の造作物が出てきました
フローリングを剥がしたその下から・・・。
木舞荒壁で円形に造られた造作物です。
真ん中の根太のサイズ,色が違うので、あとで塞いだということが分かります。
丸く木舞荒壁を施工するのは珍しいと思います。
横から見た写真です。
これは、聞いたところによると「掘りごたつ」で、中に「火鉢」を入れて使用していたそうです。火鉢の円形に合わせてこの形状で造ったんでしょうね
練炭のこたつは知っていましたが、火鉢のこたつは珍しいと思います。
ちなみに、この土壁の造作部の中には「鉋(かんな)」が納められていました。
祖父が船大工だったそうです。
珍しい形の鉋です。
きっと思い入れのある炬燵だったんでしょうね