擁壁の仕上げの施工です
材料は樹脂系の塗り壁材。模様は某メーカーの「ラフ仕上げ」です。
塗りつけた後に、材料を所々つけて刷毛を引きます。
完成です。
このような、模様を出す仕上げ方法は、各材料メーカーごとにパターンの名前が異なりますので、正直、左官屋でもよく分からないことが多いです
とくに似ていてややこしいのが、
- 「ラフ仕上げ」
- 「ランダム」
- 「こてなみ残し」
- 「塗りっぱなし」
という仕上げ方法です。
「ラフ」は大ざっぱという意味ですし、「ランダム」というのはでたらめ、規則性がないという意味。「こてなみ残し」や「塗りっぱなし」はそのままです。
きっとこれらは正解がなく、職人さんの感性によって適度に模様を出す方法が違うので、お施主さんが気に入っていただければ何よりですが、「イメージが違う・・・」と言われたときはさあ大変ですですので、事前にしっかりと打合せをしておくことが大事です
以下は私の個人的意見です。
「塗りっぱなし」と「ランダム」は厳密には分けた方がよいかもしれません。
というのは、
- 「塗りっぱなし」は下地が見えないようにとにかく塗っただけという雑な方法。
- 「ランダム」は塗ったあとに、ランダム(上下左右)に鏝を動かして、適度に壁面を荒らす。と捉えることができます。
言い換えると、「塗りっぱなし」は模様ではないので、下手をすると「手を抜いて塗ったように見られる」こともありますので注意が必要なような気がします・・・。