外壁下地に使用する「アスファルトフェルト」の他に、「モルタル用透湿性防水シート」というものがあります。
なぜ「モルタル用」かというと、耐アルカリ性になっているからです。
つまり、サイディングの下地に貼っている普通の「透湿性防水シート」は、耐アルカリ性ではありませんので、もしこの上にモルタルを塗ると、何年かすると溶けてしまい、確実に雨漏りの原因になります
「モルタル用透湿性防水シート」のメリットは、名前のとおり通気性があること。
そのため、下地が「合板」や「モイス<トステム>」だった場合でも湿気を外に排出してくれます。そういう意味では、通気性のある仕上げ材を使用したとすれば、通気工法をとらなくても湿気が外に出ていくしくみとなります。
商品名でいうと「モルタルラミテクト」<セーレン株>という商品が製造元になっているようです。