「小沼 充」さんという東京の有名な左官職人さんに遠路はるばる静岡県浜松市まで来ていただき、土の中塗りを施工していただきました。本当にありがとうございます
中塗りは仕上げの下地になるため、基本かつ最も重要な工程と言われています。中塗り土を現場で配合していだきました「中塗り土」「砂」「わらスサ」を混ぜます。砂は嬉しいことに、地元天竜産のものを使っていただきました
道具はすべてにおいて手入れ、管理、工夫されて使いやすくなっており、これだけでもため息がでてしまいます。「粋」な感じと「魂」が入っている感じがするんですね。よく見ると「榎本」なんて鏝もありました。そうです。左官業界では超有名な「榎本新吉」さんの鏝です・・・その後、流れるような中塗り作業!
見とれていて写真を撮るのを忘れてしまいました
来月、こんな感じの「大津磨き」を施工していただく予定です
※「大津磨き」とは「土」「消石灰」「紙すさ」を材料とした「光る塗り壁」のことです「土」が入っているのでその天然の色合いがなんともいい感じです
・・・えっ!?なんでうちで「大津磨き」を施工しないかって??
おそらく、恥ずかしながら浜松で施工できる左官職人は、ほとんどいないんじゃないかと思います。。。
専用の「材料」と「道具」、そして高度な「技術」のすべてが必要になるとても難しい工法だからです。ということで、これを機会に少しずつ練習です