石油高騰のあおりをうけて、漁船が出航しない、食料品が値上がりするなど、価格高騰のニュースで話題が持ちきりな昨今ですが、予想通り「左官の材料」もどんどん値上がりしてきました。。。
特に「樹脂(石油化学製品)」が入っている材料の値上がりが顕著です。
とある材料メーカーではいきなり30%UPした材料もあって、驚きをかくせません
これをそのまま単価に反映できればよいのですが、下請け仕事が多い業界ですので、なかなか厳しいのが実態です。。。ですが、考えようによってはこれから「自然素材の材料の値上がり幅」は小さいかも知れません。
運送コストによる値上がりはあるでしょうが、それは石油化学製品も同じです。
ということは、さらに「自然素材の材料や国産材など」を使用する頻度が増えてくるようになるのでしょうか?すると石油化学製品の「便利」さ「扱いやすさ」に慣れ親しんでしまった我々が、自然素材の「扱いにくさ」や「不均一さ」にとまどうことがあるやもしれません。しかし、同時に「安全性」や「機能性」のよさにも気づくことになると思います。
人間はアナログで自然なものです。いくら技術が進歩して、便利なものが出来たとしても、アナログの人間からは脱却できません。そういう意味で、こんなときだからこそ自然素材をもう一度見つめなおす機会が来ているのではないでしょうか?