「月刊さかん」9月号が発売されました。
特集は「鏝から見えてくるもの」で、京都の左官職人「奥田信雄」さんと、建築史家(左官研究家?)「西山マルセーロ」さんの座談会。
とても興味深い内容になっています
そして、「鏝史序章」<西山マルセーロ>という鏝の歴史と、3地域別に鏝大きや角度、重心のずれなどを測定した結果が
掲載されています。
分かりにくい鏝のを科学的に数値化したこのデータには圧巻です
鏝は「大きさ」、「厚さ」、「角度」などの他にも、焼き方も材質も様々で、「固さ」、「粘さ」、「塗りやすさ」、「適している材料」などすべて違います。おそらく全てを把握している職人さんはほんの一握りかも知れません。(ちなみに私もあまり分かっていません・・・。)
最近、ホームセンターでも安価な鏝を一般用(DIY用)に販売していますが、それでさえ説明がほとんどないので、何の鏝をどの場面で使用したらよいか分からないと思います。それぞれの鏝にどんな特徴があるのか、現代版も含めてデータベース化したいものです。。。
「月刊さかん9月号」から話がそれてしまいまいた・・