「ドロマイトプラスター」についてです。よく「ドロプラ」などと略して言う方も多いです。
この材料は戦後の一時とても盛んに使用されたとかで、丸ビルや国会議事堂、日本住宅公団の工事共通仕様書にも取り入れられ、小学校校舎の壁にも塗られていたそうです
でも今はほとんど見かけることが無くなってしまいましたが、「リシン」の混和剤に入っています。
「消石灰」は「石灰石」を焼いて水を加えてできるように(昨日のブログ参照)、「ドロマイトプラスター」は、雲母石、苦灰石」を焼いて水を加えてできる材料です。
左官材料としては「水」で練るだけで塗ることができるようになります。
接着性がよく薄塗りができる反面、粒度が細かいので割れやすく下地の状態によっては浮きやすいというということもあるようです。
正直私は塗ったことがありませんので分かりませんが、いろいろ可能性のある材料に思えるのですが・・・??
(参考資料:CONFORT土と左官の本3,株式会社建築資料研究社,2005年5月1日発行)