おそらく全国各地、どこでも施工されている、「土間のコンクリート金ゴテ(ハケ引き)仕上げ」。
少し解説してみたいと思います。
まずは、下地。
1.5~7㎝厚くらいで「砕石」を敷き均し、転圧します。
2.次に「ワイヤーメッシュ」という格子状の鉄筋を、コンクリートのひび割れ防止として入れます。駐車場の場合は太さが6㎜が多いですが、歩道のようなところでは、4㎜でも充分です。トラックが乗るようなところは、D10と呼ぶ鉄筋を配筋したほうがよいと思います。
3.コンクリートを生コン車から一輪車へ移して運びます。量が多いときには、ポンプ車を呼んだりもします。
4.そして、コンクリートを流し込みます。
5.「とんぼ」や、「木ゴテ」で平らに均します。雨が降ったあと、水が溜まらないように注意して勾配をつけるのがポイントです。
6.縁は片面を引いたほうが見た目が綺麗です。このあと、何度か「金ゴテ」で押さえ、最終的に「金ゴテ」や「ハケ引き」をして完成になります。
※「金ゴテ」仕上げは、丸く扇模様にならないように、直線に押さえた方が綺麗に見えます。「ハケ引き」仕上げは、タイミングが大事です。あまり乾いていないときにハケを引くとハケ目が粗くなってしまいますし、乾きすぎるとハケ目が細かすぎてしまいます。。。
7.完成後、車が乗るまでは約1週間養生します。。。