初日の出を拝んだ後、左官の神様「入江長八」さんに会いに松崎町に行ってきました。
ちなみに「入江長八」とは、江戸末期から明治時代にかけて活躍した左官職人で、鏝絵という漆喰細工を得意とし、その作品が伊豆の松崎町に数多く残されています。
ということで、まずは「長八美術館」を訪れました。
この建物(昭和59年)は、全国の名工と呼ばれる左官職人が集結して施工されたもので、いろいろな左官技術を見ることができます。中に入ると長八の作品もたくさん見ることができます。
長八美術館の建物の脇に「鏝塚」(平成17年)があります。
左官職人が使用した鏝を奉納保存する施設として建設したものです。
正面にある達筆な字は元首相小泉純一郎氏が書いたとか。
近くに寄ってみると、とても丁寧な仕事をしてあるのが分かります。
そういえば、昨年の講習会の講師だった湯田さん(11/30のブログ)も手掛けられたと言っていました。
松崎町の町は、そんなに広くないので、長八の作品「浄感寺」「岩科学校」や、なまこ壁めぐり「中瀬邸」「伊豆文邸」「近藤邸(なまこ壁通り)」をしても一日あれば充分歩いて回れます。
伝統的な左官技術を知るのには最適な町です。