本日「ちり箒(ちりぼうき)と墨つぼの講習会」に参加してきました。
「ちり箒」とは、壁を塗った後、柱などに付いた材料を拭き取るもの。
「墨つぼ」とは、墨を付けて引き延ばした糸を指ではじいて、直線の目印となるラインを出す道具です。
「ちり箒」や「墨つぼ」は左官の鏝以外の大事な道具の一つですが、今ではほとんどが市販のものを使用するようになってしまいました。
しかし、使いやすさや機能を考えて塗る材料や用途に応じて使い分けていくのが正しい考え方かも知れません。
左官の親方を選ぶとき「ちり箒を見てから選べ!」というくらいと言うぐらいちり箒を見るだけで、その職人の仕事ぶりや丁寧さこだわりや能力が分かることが多いそうです。
さて、今回は「シュロ」を材料に製作しました。「ススキ」や「トウ」「チガヤ」で作ることもあるそうです。
指導は「榎本新吉」さんです。情熱的で、技術も無駄がなくさすがに上手です。
製作風景です。
私の作ったものです。・・・30点です(>_<)
講師のちり箒です。粋な感じがします。
次に「墨つぼ」です。このような角材から作っていきます。
この墨つぼだと、作業中、鴨居の上にもポンと置けて便利だそうです。それにしても粋ですね。
時間内に終了しませんでしたので、出来上がったら報告することにします。。。