建物の中には左官のブースがあって、いろいろ展示されていました。
壁の見本です。天然の土を使った壁のサンプルばかりです。
中塗り土、ワラスサ、色土などのサンプルです。
鏝(こて)の工程順に並べたサンプルです。珍しいかも。。。
左官職人のパネル展示です。全国文化財壁技術保存会会長の「佐藤治男」さんの紹介が出ていました。
そして、これが竣工当初(1635年)の373年前の木舞です
荒壁の土の中に埋もれていた竹やもワラ縄はほとんど劣化していません。
素敵です
私個人の感想です。
文化財の修復工事を社会人になってから初めて見学させていただきましたが、とても丁寧に施工している様子が伺えました。
また、左官の作業方法や考え方(しくみ)は文化財も一般住宅も、昔も今もほとんど変わっていないことも同時によく分かりました。
「土」、「砂」、「竹」、「藁スサ」、「藁縄」を材料に、鏝だけで塗り仕上げる左官工法と技術は、やっぱり素晴らしいものです