この↓写真はなんでしょう?
ただの床下に見えますが、これは三和土といって土を固める昔の左官工法なのです。
マサ土と消石灰とにがりの3種類混ぜ、適量の水を加えて均し、あとはひたすら叩くという作業をします。これだけで本当にカチンカチンに固まります。セメントのない時代はこの三和土は土間やかまどなどでよく土を固めていました。
実は、見積を依頼されてこの現場に見に行ったのですが、約100年前の三和土だそうです。床下なので埃をかぶっていましたが、断面を見るととても厚く土を入れているのがよく分かります。そしてまだまだしっかり固まっているので驚きです。
土はおそらく運搬経路から考えてみても現地の赤土(マサ土)と砂利を使用していると判断するのが適当でしょうか?
このようなシゴトをもっともっとやってみたいと思う、今日この頃です・・・。