4月2日,3日の2日間、福島県に行ってきました。(身内がいるため、物資を持って行ってきました。幸い地震の被害は少なかったのですが、原発事故による様々な問題がこれから出そうです・・・。)左官に関連する地震の被害状況はどうか気になっていましたが、福島県には静岡県よりも数多く普通に「土蔵」がありますので、少しそれらを撮影してきました。
福島県田村市の土蔵です。土壁が少し落ちて亀裂が見られます。躯体はしっかりしていそうで、傾いてはいません。このパターンの土蔵被害がとても多いように感じました。震度6強の場所でした。
同じ田村市の土蔵です。先ほどのよりも少し被害が大きい土蔵です。一部荒壁が落ちて、木舞が見えています。速く修復しないと土が雨で流れてしまいます
これは郡山市の少し山奥にある土蔵です。美しい土蔵ですね。被害はあまり見あたりませんでした。
三春の土蔵です。車中から走りながら撮影したので斜めに傾いているように見えますが、実際はしっかりと立っています。
左側の壁の漆喰が少し剥がれているように見えます。地震の被害なのでしょうか?
須賀川市の石積みの土蔵です。妻側の石が落ちています。
同じく須賀川市の石積みの土蔵です。大きく石が崩れています。同じ震度6強のエリアですが、須賀川市、白河市の地震被害のほうが大きく感じます。
これは石積みの擁壁ですが、鉄筋が入っていないために土蔵も擁壁も崩れやすいのだと思います。土蔵を修復するのには時間も費用もそこそこかかります。きっと直さずにそのまま放置してしまうところもあるのではないかと思います。全国の左官屋さんが東北地方に集結して、ボランティア活動で少しずつ直せるとよいのですが・・・。